ドイツパン研修
世界一のパン大国ドイツへ単身パン研修に行ってきました。
約350年続くパン屋でのイーストを使わないパン作りを実際にみてみたい!
そう思って、3・5歳の子どもを旦那さんにお願いし、夏のドイツへ。
私はパン焼きで何かうまくいっている理由があるとしたら、それは試行回数の多さ「実践」の多さだと思うんです。
日本の家庭製パンで、ママが焼くパン。
私はこれが後世に伝えていくべき
子どもたちに託すことのできる「豊かさ」だと思うんです。
発酵種でパンを膨らませ、イーストは使わない。
衝撃のパン作りの数々。
イーストなしでこのボリューム?水は計らないの?この材料だけでこんなに味わい深い?
そう、私が体験してきたのは「完全感覚ベイク!」
年齢も国籍も違うパン焼き人たちが幼稚園児のどろんこ遊びみたいに
無邪気にパン生地を触り、それは楽しそうに成形していました。
これだ!このパン焼きエネルギーを小屋生に伝えたい!
飛行機に乗ったその日は、息子の誕生日。
息子を出産した時刻に、ドイツ南の都市、ミュンヘンに降り立ちました。
出産当時は、コロナ禍で一人で出産し、産後うつになっていたんです。
パンを焼く時間が取れなくて、睡眠不足で自己嫌悪ばかりの日々。
パニック障害の薬を出された時、ダサい授乳パジャマを脱ぎ捨て
「パンを焼いた」これがよかったんです。
こんなにもパン焼きって楽しかったんだ、
こんなにも世の中は明るいんだとか
子どもってこんなにママのことを見ているんだと
当たり前のことに涙が出たんです。
その日から3年。
大切な子どもたちと離れドイツへ。
「子どもが小さいからいつか」
「今じゃないよね!」は変化をしない理由を探しているのかもしれません。
「実践」これは私の人生で大きなキーワードです。
「やってみないとわからない」
やらないと自分がどう感じるのか
案外、快適でハマるのか、わからないから。
成功体験は自信になるし、
自分にビックハグできる。そんな思いでパン焼きしてきました。